仙蹴塵記

【この瞬間から】明治安田生命J1リーグ第22節 札幌戦 31分

今回は31分の同点ゴール場面を取りあげる。真瀬拓海が決めたこの1点は、劣勢をひっくり返す、とまではいかずとも、相手の流れを押し戻す上で大きな1点だった。

クロスからの得点だった。クロスに直接合わせてのゴールは、5月30日の明治安田生命J1第17節・C大阪戦以来のこと。偶然にも今節の札幌戦を前にした7月7日のオンライン会見の場にて、このかたちの得点について話題になった。

手倉森誠監督にクロスからの得点をまた増やすための方策について訊いてみたところ、「クロスを上げるためにプレーしていたら、なかなか点は取れないと思うんですよ。クロスで点を取ろうと思えば、そのときのタイミングや入るポイントがあると思いますが、それをまた作り出すにはまた違うバリエーションが必要だと思っています」と答えが返ってきた。闇雲に上げても点は生まれないし、長身選手が揃ってのパワープレーでもない限り、相手もクロスがくるとすぐわかれば対処は容易だ。

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