仙蹴塵記

明治安田生命J2リーグ第16節 金沢戦・第一報 中島元彦とフォギーニョが加入後初得点。皆川佑介も続き4-1の大勝で首位浮上

3試合ぶりのホームゲームとなった明治安田生命J2第16節・金沢戦。ベガルタ仙台は前節から先発メンバーを3人変更した。若狭大志、フォギーニョ、名倉巧が先発復帰。ゲームキャプテンは平岡康裕が務めた。

仙台は3分、右サイドで名倉がボールを運び、中島元彦のクロスに富樫敬真が合わせたが、これは左に外れた。15分にはゴール前の密集から遠藤がシュート。これはGK白井裕人に止められた。24分にはフォギーニョが技ありのスルーパスから名倉に繋いだが、シュートは白井の正面だった。

30分には内田裕斗のクロスに富樫が頭で合わせる。だがこのシュートは僅かにゴール右へ。攻撃の手を緩めない仙台は、38分に相手陣内左サイドでFKを獲得した。するとキッカーの中島は直接ゴールを狙い、ゴール右に見事決めた。中島の仙台加入後初ゴールで、仙台が先制。1-0で前半を終えた。

原崎政人監督ハーフタイムコメント
・早めに立ち位置をとること。
・どんどん仕掛けよう。
・切り替えは引き続き早くしよう。

ハーフタイムでの選手交代はなし。仙台は49分に左サイドから相手の攻勢を受けたが、しのいで反撃。50分、遠藤のシュートはブロックされたが、こぼれ球を拾ったフォギーニョが右サイドからシュート。これが決まり、仙台がリードを広げた。フォギーニョは仙台加入後初ゴール。

2-0とした後も仙台は、攻め手を緩めない。62分、フォギーニョのカットから富樫、氣田亮真、遠藤と繋ぎ、遠藤のクロスの先で長い距離を走っていたフォギーニョが合わせてシュート。フォギーニョがこの日2点目を決め、3-0とした。

得点後の63分、仙台は氣田と遠藤をフェリペ・カルドーゾと鎌田大夢に交代。74分には富樫とフォギーニョを皆川佑介と吉野恭平に代えた。だがこの直後のCKで、金沢の松本大輔に1点を返された。

仙台は78分に中島が足を攣り、加藤千尋に交代。81分、加藤のプレスからボールを奪って繋ぎ、カルドーゾのラストパスを皆川が押しこんで今季2点目。4-1とした。

90+2分にはクロスに若狭と皆川が走りこんで押しこんだが、オフサイドでノーゴール。スコアは4-1で試合終了し、仙台は連勝した。

原崎政人監督は「明らかに距離感の部分が、ここ2試合に比べるとしっかりスペースにいてほしいところに人がいる時間が多かった」と、一週間の準備期間で修正できた部分について手応えを口にした。他会場の結果も合わせ、仙台は現時点でのJ2首位となった。

reported by 板垣晴朗

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