仙蹴塵記

明治安田生命J2リーグ第20節 千葉戦・第一報 後半開始早々、立て続けに2失点。相手の堅守を崩せず、6試合ぶり敗戦

ベガルタ仙台は明治安田生命J2第20節で、19年ぶりに千葉と対戦。今節は、リーグ戦前節・栃木戦から先発2選手を入れ替え。1日の天皇杯2回戦に続いてフォギーニョと加藤千尋が先発入りした。ゲームキャプテンは平岡康裕が務めた。

仙台は右サイドを中心に千葉を攻める。10分、相手陣内右サイド深い位置でFKを獲得すると、中島元彦のキックのこぼれ球を遠藤康がシュート。これは惜しくも枠を外れた。

24分、千葉に負傷退場者が出たことに伴う選手交代で、相手が3-4-2-1から4-4-2にフォーメーションを変更。仙台は対応能力が求められた。29分、相手の二次攻撃からチャン・ミンギュにシュートを打たれたが、これは小畑裕馬が落ち着いてセーブした。

32分、仙台は左サイドでパスを回して中島がループシュート。これは右に外れた。37分にはカウンターで氣田亮真がボールを運び、中島にスルーパス。しかし中島はシュートの前にブロックされた。45+3分には、サイドチェンジを受けた加藤が右サイドからシュート。これはGK新井章太に止められた。

原崎政人監督ハーフタイムコメント
・出したら動き直すこと。勝ちたいなら絶対。
・楽するな。続けよう。
・早く起点を作ってあげること。
・すべて出し尽くしてこのゲームを取るぞ。

仙台は後半開始から、皆川佑介に代えて富樫敬真を投入した。しかし仕切り直しの後半立ち上がり48分に、ハイボールの競り合いが続いたところでブワニカ啓太に頭で押しこまれ、先制を許してしまった。さらに2分後の50分、今度はカウンターから見木友哉に小畑と一対一の状況を作られ、ループシュートを決められた。仙台は後半早々に立て続けに2失点、試合を苦しくしてしまった。

0-2とされた仙台は59分、中島と遠藤から吉野恭平と中山仁斗に交代。61分、富樫の横パスに若狭大志が走りこんでシュートしたが、これは打ち上げてしまった。65分にはFKの流れからゴールに迫るが、GK新井章に防がれた。66分にはCKから吉野がシュート。これは浮いてしまった。

66分、仙台は加藤から鎌田大夢に交代。72分には富樫と中山が立て続けにゴールに迫ったが、新井章らのブロックでゴールできず。76分には若狭のクロスに富樫が合わせたが、ボレーシュートは枠外だった。

76分、仙台は平岡から真瀬拓海に交代。両サイドから攻勢をかけたが、なかなかシュートに持ちこめず。86分、中山が遠目から左足でゴールを狙ったが、シュートは左に外れた。仙台は最後まで相手を崩すことができず、0-2で6試合ぶりの敗戦。

原崎政人監督は試合後、「アウェイでしたけれどもたくさんのファン・サポーターの方にこれだけいい雰囲気を作っていただいたなかで、勝点3というものをこの試合に関しては届けられなかった」と、応援に応えられなかったことを悔やんだ。今節の他会場の結果と合わせ、勝点39で3チームが並ぶことになり、仙台は2位になった。

reported by 板垣晴朗

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ