縦に紡ぎし湘南の

【アカデミー通信】齊藤未月選手「意識して見ていたのはガットゥーゾ」

先日、湘南ベルマーレユースの齊藤未月選手が二種登録された。
「小学生の頃からベルマーレでやってきて、トップチームは夢でした。まだプロではないですけど、プロに近づけたことはほんとうにうれしいです。でも自分はまだまだだし、これからまた努力してやっていかなければいけないと思っています」

特徴を自覚する。
「ボールを奪取するところ、走って前に出て行くプレーやチームを助けるところは自分のストロングポイントだと思っています。ユースもトップもスタイルは一緒だし、自分の特徴にも合っていると思います」

2月のトルコキャンプに参加した際には、こんなふうに語っていた。
「ほんとうにいい経験ができていると感じています。たとえばプレッシャーだったり相手のスピードだったり、ユースでは体感できないことかなと思います」

キャンプ中、途中出場した練習試合では、屈強な海外のチームを相手に、限られた時間のなかでアシストも記録した。
「前の試合でできなかった、前に出て行くことを意識してやろうと思っていました。ファーストプレーでミスしてしまいましたが、これで落ちていったらダメだと思い、そこから逆に、やってやろうという気持ちになりました。アシストは気持ちよかったです」

元イタリア代表のガットゥーゾに自身を重ねる。もちろんリアルタイムで知っているわけではない。
「意識して見ていたのはガットゥーゾ。監督やコーチに似ていると言われて動画などを見るようになりました。ボールを取るのが上手いし、チームのために走っているし、プレースタイル的にも好きですね。闘う姿勢も含めて見習いたいと思います」

二種登録されたが、言うまでもなくユースに対する想いは強い。
「県リーグにいることを受け止めて、プリンスリーグに上がらなければいけないという気持ちもありますし、クラブユース選手権でも全国に絶対出たい。ベルマーレのユースでは自分がチームを引っ張るような存在になりたいと思っています」

自覚が頼もしい。今後のさらなる成長が期待される。

reported by 隈元大吾

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