縦に紡ぎし湘南の

【横編み日記】GK伊藤剛の数奇な道のり(2)

環境を変えたいと飛び出した先が東欧だった理由について、伊藤剛は率直に語る。
「もちろん西のほうでやりたいと、代理人ともそういう話でぶつかりました。でもGKという特殊なポジション柄、西欧では需要がないというか。下積みがなければ、いきなり行っても――たとえばドイツに行ったとしても、よくて5部とか、6部、7部、8部、9部……で、そこから上に行くのは難しいと。であれば、東欧で少しずつステップアップして、活躍して西へ行くことを考えました」

そうして東欧での挑戦は、「自分の限界を見てみたい」という向上心に変わっていく。
「向こうはサッカー中心で、自分の実力がなければ上に行けない。いろんな選手を見て、向上心や欲がどんどん出てきて、上を目指したいという気持ちが強くなりました」

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