縦に紡ぎし湘南の

【日々の景色】ベトナム遠征に向けて

練習に合流した前田尚輝選手(左)と宮市剛選手

練習に合流した前田尚輝選手(左)と宮市剛選手

「BTVカップ2016」に出場する選手を中心に練習を再開したチームは11月29日、時崎悠コーチの指揮のもと、出発前最後のトレーニングを馬入で行なった。鋭いプレッシャーのなかで、ピッチの上には集中力の高い濃密な時間が流れていた。練習後、期限付き移籍中の前田尚輝選手と宮市剛選手に話を聞いた。

●前田尚輝選手(福島)
今日練習に合流しましたが、やはりプレッシャーのスピードなど全然違いますし、レベルの高さは感じます。でも、そのなかでもできるところとできないところはある程度分かるし、自分がボールを持って前につけるところなどはできたので、そういうところをベトナム遠征で活かしていければいいなと思います。今年1年福島で経験したことを出せたらいいし、それがどれぐらい通用するかを知るいい機会だと思っているので、楽しみです。
(久々に湘南の練習に参加して)正直かなりきつかったです(笑)。シーズンが終わってチームの練習はなく、自分でしか動いていなかったので、そんなにガッツリ上げることもできなかった。シーズン中とはまったく違った感じで、自分の体が動かないことにちょっとイライラしました(笑)。福島で公式戦に出続けたことで、湘南にいたときより走れるようになったので、だから今日こんなに走れなかったことは悔しかったです。
(ベトナム遠征についてあらためて)自分がどれだけ湘南の選手たちとうまくやれるかというのも楽しみですし、シーズン中こんなハードな日程はなかなかないので、それをどれだけこなせるかも楽しみですね。外国の選手は足の出方なども全然違うと思うので、そういうのも経験できると感じています。
(後輩もいるが)そうですね、未月(齊藤)も広教(石原)も下だし、珍しく年下がいる。福島でも自分がいちばん下だったので、まだちょっと違和感はあります(笑)。
(湘南の選手にいじられたりはしましたか?)髪が伸びたことはみんなに言われました(笑)。以前はかなり短かったので、みんなにしっかり(笑)。

●宮市剛選手(鳥取)
みんな選手一人ひとり真面目だし、やはりレベルが高い。プレッシャーの感じ方も久々で緊張感がありましたけど、楽しくやれました。メンバーもいろいろ代わったりしてますけど、でも湘南のサッカーは変わってないですし、そのなかでやるのは楽しみですね。このなかで練習したら上手くなると感じましたし、強くなると思いました。
(チームに還元したいところは)自分は攻撃の選手ですけど、湘南のサッカーは攻守ともに大事だし、攻守ともに貢献していきたい。いまそのサッカーをやって90分もつかといったら、「もちます」とはまだ自信を持って言えないですけど、徐々にもう1回慣れていきたいなと思っています。
(水戸や鳥取での日々について)なかなか結果を出せなかったんですけど、でも1年目より試合に絡むことができましたし、柱谷哲二監督に感謝しています。やはり公式戦に出るのは練習試合とは全然違いますし、すごくプラスだと思います。
(ベトナム遠征についてあらためて)やるからには自分自身、結果にこだわってやりたいですし、どれだけ出るか分からないですけど、スタメンから出る気持ちでやりたいです。シーズンオフになってしまうところで、コンディションを落とさないという面でもすごくいい機会ですし、曺さんも見てくださると思うので、頑張ってきたいなと思います。

reported by 隈元大吾

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