縦に紡ぎし湘南の

【湘南vs長崎】レポート:彼らが青になるように

■2017明治安田生命J2リーグ第16節
6月3日(土)湘南 1-1 長崎(16:00KICK OFF/BMWス/7,670人)
得点者:58’石川俊輝(湘南)63’中村慶太(長崎)
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今週のトレーニングで向き合った一人ひとりの責任は、両ゴール前の迫力に淀みなく表れた。試合開始早々、山根視来が相手のエンドまで持ち出せば、U-20W杯から帰って間もない杉岡大暉も左サイドから攻め上がる。菊地俊介の出場停止を受けてこの日ゲームキャプテンを務めた齊藤未月は、持ち前のボール奪取はもとより、相手を剥がし自ら運んでゴール前に加わった。ジュニアから育った生え抜きのキャプテンマークは、クラブが目指す育成を思うほどに感慨深い。さらに、チームのパスワークに潤滑油のごとくリズムを促していた山田直輝のクロスに藤田祥史がヘッドを合わせ、あるいは杉岡の縦パスから藤田祥を介して秋野央樹がシュートを放つなど、彼らは溢れる躍動を相手の喉元に突き付ける。

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