縦に紡ぎし湘南の

【湘南vs熊本】レポート:勝点1に見出すもの

■2017明治安田生命J2リーグ第29節
8月20日(日)湘南 0-0 熊本(19:03KICK OFF/BMWス/8,027人)
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長い笛がスコアレスドローでの決着を告げた。求めていた結果ではない。だが分け合った勝点1には、それぞれに得難い意味を見出せる。

「開始から10分15分が勝負だと話していた」山田直輝がそう明かしたように、湘南は立ち上がりからボールを握り、攻勢を強めていく。10分過ぎにはその山田のスルーパスに表原玄太が右足を振り抜き、あるいはスナイパーのごとき秋野央樹の左足とともに端戸仁や初先発のムルジャが裏を突く。山田のコーナーキックに秋野が走り込み、秋野のコーナーに端戸がヘッドを合わせるシーンもあった。流れから、セットプレーから、とりどりの攻撃が玉手箱のように繰り出される。

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