おにぎりとお寿司と/記者・中野和也のダイアリー
雨の日の広島の朝は、窮屈だ。
僕が住んでいる広島県府中町は、いわゆる住宅街。バスなら広島駅まで約20分で辿り着けるのだが、雨が降ると様相は一変する。普段はバスや電車で通勤する人たちが車やタクシーに交通手段を変えるため、交通量が一気に増加してしまうからだ。
昨日の朝も、状況はまさに「広島の朝」。カーナビで渋滞を予測し、回避していっても、結局は車が止まってしまう。動かない。ピクリとも。時計は8時30分をさしていた。まさに、通勤渋滞のピークである。イライラする。でも、イライラしたら自分に負けてしまう。我慢だ。
それでも、市内中心部を抜けて郊外線に出ると、状況は落ち着きを見せる。しかし、カーナビの到着予定を見ると、10時28分。普通に行けば9時40分頃には吉田サッカー公園に着くように出発していた。約50分のロスである。練習開始は10時。ミーティングがあるとはいえ、これでは大遅刻だ。計算が甘かった。広島の雨の時の渋滞を、なめていた。
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