青山敏弘物語〜逆境〜 第九章/友・吉弘充志
吉弘充志という選手がいた。
広島皆実高時代から将来を嘱望されたCBで、青山敏弘とは同期。年代別代表でも常連で、2004年のワールドユース(現U-20ワールドカップ)にも出場。広島加入後もすぐに試合に出られるほど、期待も注目もされていた。1年目、11試合に出場。2年目はケガが多くて試合に絡めなくなったが、3年目からは持ち前の身体能力の高さに落ち着きも加わり、小野剛・望月一頼両監督からの信頼を勝ち取った。第4節から12節まで連続フルタイム出場を続け、ペトロヴィッチ来日以降もトップチームでトレーニングを続けた。
吉弘は、まずレギュラーだね。
言葉に出さなくても、それは周知の事実。誰もがそう思っていた。
ところが彼の未来に、巨大な暗雲が立ちこめる。
(残り 2463文字/全文: 2905文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
- « 次の記事
- ダイエットの失敗/記者・中野和也のダイアリー
- 前の記事 »
- 楽山孝志さんにインタビューを行いました(無料)
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ