監督・永井秀樹は稀代のロマンチストかリアリスティックな戦術家か(J論)

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青山敏弘物語〜逆境〜 第十章/戸田和幸との食事

2006年対大宮戦の集合写真。青山敏弘はこの頃はもうレギュラーを確保していたすが、ここにたどりつくまでは、様々なドラマがあった。

 

2006年7月19日は、青山敏弘にとって生涯、忘れられない1日となったはずである。

3年目でやっとつかんだJ1デビュー戦。しかも、チームにとってはJ1残留のためのリ・スタートとなる重要に一戦であり、しかも相手は名古屋というビッグクラブだった。

格上の相手から勝点を奪いとるための重要な一戦に自分のような若手を先発で起用してくれるミハイロ・ペトロヴィッチ監督のためにも、どうしても結果を出したい。自分の未来のためにも、絶対に結果が必要だ、

しかし6分、名古屋のボランチ・吉村圭司に対するプレスが遅れ、縦パスを出された。PK。先制を許す。一瞬のスキがチームに負荷をかける結果となった。若者、唇を噛む。

取り戻そうと必死に戦った。再三、スルーパスを出した。前線に飛び出し、シュートも打った。だが、有効な攻撃には繋がらない。チームはウェズレイの2得点で盛り返し、2−2の同点でハーフタイムを迎えた。

ボランチの青山が機能していないのに、チームは2点を奪った。考えようによれば、彼にとっては屈辱的な展開ではある。正直、交代させられるのかもと思った。だが、ペトロヴィッチ監督にその考えはなかった。後半、当然のように彼はピッチに立つ。

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