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フットボールツーリング/仙台への旅 Part.1〜13.5時間のドライブ

芦ノ湖の遠景。まさか箱根越えになってしまうとは……。

 

渋滞、渋滞、そして渋滞。

そうなりたくないから、本当にいろいろと考えた。対仙台戦へのアプローチである。

夏休み、お盆のまっただ中に仙台とのアウェイゲームが行われるにあたって、どうやってそこまで辿り着くか。アウェイへのツーリングを企画する場合、夏休みとGWにおけるトラフィックと宿泊先の確保は、大きな課題である。

この時期、新幹線では行きたくなかった。たとえ早目に指定席を確保したにしても、駅での混雑が著しい。どうやっても乗り換えに対応しなければならず、東京駅での大混雑の中で山陽→東北の乗り換えは気持ちがしんどい。

ペン記者の場合は、荷物が少なくてすむ。以前ならパソコンがなかなかの重さを発揮していたため、ズッシリとした重さをカバンに感じていた。パソコンだけで3キロ近くあったり、外付けのHDDやコード類も重くてかさばってしまうから、ショルダーバックやリュックサックでは厳しくて、仕事道具だけのキャリーバック、服などとは別に必要となっていた。だけど、今はパソコンそのものが軽くなって(1kgを切っている)、データもクラウドで保存できるため、HDDも必要はない。なのでキャリーは服などが入る1台だけでよくなった。

だが、カメラマンは違う。機材は15キロを軽くオーバー。キャリーに入れて持ち歩くのだが、新幹線では置き場所に困る。山陽・東海道新幹線なら上の棚になんとか押し込めるのだが(持ち上げるのはかなりしんどい)、東北新幹線は棚が狭くて機材を入れたキャリーが入らない。乗り換えも人混みをかきわけるのが、大きなキャリー込みだとかなり気を使う。しかも、微妙に階段があるので、その度に荷物を持ち上げるのが厳しい。何よりも、ストレスだし、楽しくない。

飛行機はどうか。

広島と仙台間は直行便があるが、高い。さらに試合翌日にはサテライトリーグがあり、今回は復興支援の一環としてのイベント。ヨンソン監督が初めて、サテライトチームの試合を見ることもあって、ここは取材しておきたい。となると、クルマが必要だ。レンタカー代も高い。

うーん、どうしよう。

というか、選択肢は一つ。クルマで行くことだ。

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