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ハリルホジッチは名将か〜証明・論考への期待

日本代表を救った男・浅野拓磨の記事は、今週末発売の紫熊倶楽部でも取り上げています。

 

 

日本代表がワールドカップ出場を決めた。本当に嬉しい。しかも、オーストラリア相手に完勝するという素晴らしい実績も残して。この1試合でハリルホジッチ日本代表監督は、一気に「名将」の冠を手に入れた。少なくとも、ネット上のメディアや戦術系のブログなどでは、それに近い言葉が飛び交っているように感じる。

もちろん、オーストラリア戦の「成果」は十分に評価するべきである。そして、ワールドカップ予選突破ということもまた、決して簡単な仕事ではない。韓国があれほどの大苦戦を演じてしまったことを考えれば、アジア予選を勝ち抜くことが以前と比較しても難しくなっていることをベースとして論考しないといけない。1試合残して予選突破を決めた。その事実だけで、ジャーナリストはハリルホジッチという指導者を高く評価するべきだ。

しかし、である。

「名将」の冠を無条件で捧げることに、僕はまだ、若干の躊躇を覚えてしまう。能力の高い指揮官であるとは間違いない。いい監督ではあると思う。しかし、名将とまで言い切るためには、まだ論考の深みが足りないように見える。

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