SIGMACLUBweb

引退の危機から戻ってきた守護神・林卓人

椎間板ヘルニアの手術を乗り越え、15試合ぶりにピッチに戻ってくる林卓人。

 


※林卓人選手をはじめ、浦和戦に向けてのコメントはTSSサンフレッチェ広島公式モバイルサイトへ


 

腰は人間にとって、上半身と下半身をつなぐ要諦である。腰に痛みが走れば、例えばまっすぐに立つことも難しい。寝ることでさえ、苦痛に変わる。そういう状況でサッカーをやることはもちろん厳しい。

林卓人はずっと腰痛に悩まされ続けた。7月中旬からはトレーニングにも参加できなくなり、外でのウオーキングも中断した。そして、彼は手術を決断する。815日、腰椎椎間板ヘルニアの治療のためである。全治は8週間。しかしそれは、8週間すれば元の状態に戻ってサッカーができる保証を与えてくれるものではない。腰痛との戦いは簡単ではなく、ボタンの掛け違いが起きれば引退すら余儀なくされる重大な負傷である。

「現役を続けられるかどうか、わからない」

そんな不安に襲われたことを林は告白した。

(残り 2462文字/全文: 2950文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ