【緊急集中連載】ミハエル・ミキッチ物語 Part.8
ミキッチにとって最高の年となったのは2015年シーズンである。21試合2580分出場1得点9アシスト。セットプレーのキッカーでない選手としては、リーグ最多のアシスト数であった。チームとしても2005年に34試合制となって以降では最多となる勝点74を記録。クラブワールドカップでも3位となっただけでなく、リーベルプレート(アルゼンチン)をあと1歩のところまで追い詰め、現ブラジル代表であるパウリーニョ(現バルセロナ)をはじめとするアジア最高のタレントを保有する広州広大を撃破。「広島を世界にアピールできたし、誇りを持てた1年」とミキッチが胸を張るのも当然だ。
35歳にしてキャリアハイの成績をあげることができる。才能だけでは無理。不断の努力。それをずっと続けていないと、達成することができない偉業である。
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