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【2018年紫熊の勇士】佐々木翔/復活への序章

 

久しぶりに佐々木翔がピッチで吠えた。

「くそっ」

タイキャンプ最初の試合だったポートFC戦、正直にいえば審判の判定に揺れた戦いでもあった。その中で佐々木はPKを与えてしまうという、ある意味では非常に悔しい結果に終わった。そのPKにつながる判定にしても疑問符はつく。彼を一方的に責めることはできない。しかし、それらを含めて、佐々木は悔しさをあらわに表現した。

だが、悔しさや怒りをピッチで、試合で発散できる状態になったこと。佐々木翔が対外試合で相手とぶつかりあい、戦いあい、走り、スライディングし、空中戦て競り合ったとという事実こそ、彼にとっても、彼の家族にとっても、広島にとっても大きな意味を持つ。

「(2016年3月20日の大宮戦で)ケガをしてから、僕はフルパワーで対外試合をしたことがなかった。1度だけ、トレーニングマッチに出場したことがあるが、それも力をセーブしてのこと。フルの力を出して戦ったのは、本当にケガをした試合以来です」

(残り 2188文字/全文: 2608文字)

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