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【2018年紫熊の勇士】稲垣祥/考える脚

山口戦の2得点目は、稲垣祥のアシストである。多くの人はそこに気づかない。しかし、稲垣がその位置にどうしていたのか、その意味を見ていく必要はある。なにせ彼はボランチなのである。しかし、その時の彼はペナルティエリアの中にいた。だからこそ、相手GKのミスをつけた。もし彼がいなかったら、相手のミスを拾ったパトリックのパスがつながることもなく、GKとDFが彼に引きつけられてティーラシンがフリーになることもなかった。

「あの位置に行くことは、僕にとっては普通のプレー。行こうと思えばいつでも行ける」

稲垣はサラリと口にした。しかし、その後で条件もつけた。

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