今夏のJリーグ移籍市場の深層をベテラン代理人が明かす(J論)

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新しいスタジアムではサポーターをずぶ濡れにはしたくない

雨の中、サポーターに挨拶する選手たち。彼ら以上にサポーターはずぶ濡れである。

 

どんなスタジアムが広島に必要なのか。

もちろん、街中のスタジアムをサンフレッチェとサポーターは望んでいることは間違いないが、どういう場所であろうとも「行って楽しい」スタジアムでなけれぱ意味はない。

GW中の2試合を経験したことで、スタジアムに何が必要か、その第一条件が明確になったのではないだろうか。

なんといっても、屋根だろう。サポーターが濡れていない席に座り、ポンチョのビニールから雨が染み込んでくることなく、そもそも雨具の必要がない状況にする。それが何よりも重要なのである。梅雨の時期でも試合をやる春秋制を続けるかぎりは。いや、たとえヨーロッパに合わせる夏春制にしたとしても、日本のような雨(あるいは雪)が欧州よりも格段に降る地域でプロサッカーをやっていくのであれば、絶対にスタンドに屋根はいる。屋根で覆われたノエビアスタジアム神戸や豊田スタジアムを見ると、本当に羨ましい。ずぶ濡れの中で声を枯らして応援してくれたサポーターの姿を見ると、その健気さにこみあげるものがあった。

筆者自身も経験がある。春の雨、夏の雨、秋の雨、冬の雪。一気の豪雨も、しとしと降る雨も、台風のような気候の中、サポーターとして選手に声援を送った。お金を払ってシートを確保して、どうしてこれほどずぶ濡れにならないといけないのか。まさに苦行。こういう状況でスタジアムに来てもらえるのは、サポーターがその苦行に耐えているからだ。その辛さに対し、今年は勝利で応えられているから、まだいい。しかし、勝利は約束できない。

現状のスタジアムでは致し方ないとはいえ、ただただサポーターには感謝である。日曜日の17時に1万1100人の方が来てくれた。あの豪雨といっていい中で、だ。本当にありがたく、そして申し訳ない。

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