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【THIS IS FOOTBALL】現在地を知る難しさ/日本代表&サンフレッチェ

城福浩監督のマネジメントが広島の「現在地」を教えてくれる。

 

日本代表の選出はいつもドラマがある。1998年、三浦知良落選と10代だった小野伸二の代表入り。2002年は中村俊輔の落選、そして中山雅史や秋田豊の代表入り。2006年、エース的な存在だった久保竜彦が外れた。2010年は川口能活が代表復活。ただこの時はその後にドラマがあって、フォーメイションの変更やキャプテンの交代、そして中村俊輔がレギュラーから外れるなどの大改革が行われた。2014年は青山敏弘や大久保嘉人が滑り込みで入り、この2人で前哨戦では得点を決めてみせたが、主役となることはなかった。

そして2018年。本大会直前での監督交代という大サプライズがあったからか、代表メンバーの中にサプライズはない。青山敏弘が負傷離脱していなかったら、きっと本大会のメンバーに入っただろうという思いはある。それはガーナ戦の内容を見て確信した。西野朗監督の3-4-2-1は青山がいてこそ効力を発揮する。その青山が務めるはずだったタスクを誰に任せるか。そこは、西野監督や森保一コーチにとっては大きな課題となるだろう。

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