【リーグ再開に向けて】青山敏弘、復帰近し。
青山敏弘がピッチに戻ってきている。
右膝の状態が悪化したことで日本代表を離脱し広島に戻ってきた彼は、ファン感謝デーに参加した後、別メニューでの調整を続けてきた。当初は「手術が必要なのでは」などという悲観論もあったが、ドクターを含む広島のメディカルチームが慎重にチェックした結果、メスを入れる必要はないと判断。慎重にリハビリテーションを続けている。
先週の土曜日からスパイクを履いてボールを蹴り、月曜日のトレーニングからは実戦形式の練習にもフリーマンとして参加。城福浩監督は「フルメニューでの練習もできないことはないが、サッカーの筋肉が回復していないことも考えた。慎重に判断しました」と語り、回復が順調であることを示した。
この状況を見ると、つくづく「日本代表からの離脱」の判断が残念に感じてしまう。だが、それもまた「タラレバ」であろう。日本代表が臨むのはワールドカップ。最高の強度が求められるトーナメントであり、試合が始まればタイトなスケジュールが待っている。少しでも不安があれば二の足を踏んでしまうのも仕方はあるまい。まして今回の青山は「サプライズ選出」だ。代表チームでの積み上げはない。そこは岡崎慎司や香川真司らとは違う。離脱という決意をしたことも仕方はあるまい。
「ここまで我慢を続けてきたことで、現状は良くなってきていると思う」
青山は自分の膝の状況に自信を深めている。
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