【ピースマッチ】平和記念公園にて思考したこと
広島の人ならほとんどが知っていることだ。原爆死没者慰霊碑の向こう側に平和の灯があり、そして原爆ドームを臨むというこの直線のことを。
昭和の名建築家であり、国立代々木競技場や大阪万博会場のデザインで世界的な名声を得た丹下健三氏の実質的なデビュー作であり代表作であるのが、広島平和記念公園。この原爆ドームから慰霊碑、そして平和記念資料館に続く直線こそ丹下の理念であり、この平和公園を祈念の場所だけではなく平和を創造するためのピアッツァである意味を持たせたと言っていいだろう。そしてそこに、サンフレッチェ広島とV・ファーレン長崎という世界で二つしかない被爆都市をホームタウンとするサッカークラブの花輪が並んでいる。歴史的な光景であると言っていい。
(残り 1686文字/全文: 2005文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ