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【移籍・復帰】宮原和也は名古屋へ

スポーツ選手にも、ビジネスマンにも、誰にでも人生選択の自由はある。それを明確にしたのが、欧州の移籍自由化を事実上決めたボスマン判決であり、プロ野球ではフリーエージェント制である。

この二つはいずれも、選手側が勝ち取ったものではあるのだが、一方で選手の流動性が激しくなることでファン・サポーターの間に複雑な想いをもたらした。それはクラブに対する愛着を選手と共有しづらくなってしまうという現実である。いくら選手が言葉で言いつくろったとしても、移籍してしまうという現実には、抗えない。

日本は欧州とは文化が違う。

欧州では、ビジネスのために選手を自分たちの方からビッグクラブに売り込む施策が、ごく一般的にとられている。しかし、日本でその手法をとるクラブは、(少なくとも表面上では)ほとんどない。かつてFAが導入されるまでの日本プロ野球でも同様で、選手の流動はトレードか自由契約によるものに、ほぼ限られていた(10年選手制度というFAに似た制度もあったが、1974年を最後に撤廃)。契約の隙間をついた引き抜き(南海ホークスに所属していた後の300勝投手である別所毅彦を巨人が引き抜いた事件など)もあったが、それでも球団が積極的に選手を売りに出すという慣習は、存在しなかった。それはカープのように、当時は貧困に苦しんでいた球団においても同様である。

宮原和也の移籍は、移籍金を伴うものだ。ただ実際、広島は復帰への条件も呈示したと聞いている。一方で名古屋も残留への想いを具体的に示していた。それは彼が2年間にわたって名古屋で奮闘してきたからこそだ。

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