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【神戸戦に向けて】前日練習公開。指揮官の想い。

城福浩監督は前日練習を約1年ぶりに公開する決断を下した。広島広域公園第一球技場でスタンドを開放しサポーターを招き入れ、紅白戦をやり、セットプレーも全て見せた。特にセットプレーの守備では、いかに細かく指揮官が指示を出しているか手に取るようにわかったほど、そんな緻密さも見せた。もちろん、神戸のスカウティングスタッフは来ていただろう。それもわかっていて、あえて彼は練習をさらした。素晴らしい決断だと、筆者は思う。

「情報が漏れて上等。そういう覚悟がないと、完全公開はできない。それでも観客動員をもっと増やしていきたいと考えた時、自分たちが関心のある方々に注目してもらうことは、いろんな情報が流れるリスクを考えても、大切なこと」

強い想いだった。そして、練習時にスタンドのサポーターに「動画は撮らないでください」と大きな声で呼びかけた。サポーターの協力をいただき、せめて動画の撮影だけは禁止しないと、完全公開は難しくなる。継続したいと考えるからこそ、指揮官の必死の訴えだったのだ。

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