【ミニインタビュー】澤村公康GKコーチ/エアバトルの強さは日本でトップ3に入る大迫敬介
それにしても、本当によくキャッチする。
大迫敬介のことである。
ハイボールがあがれば、そこはもう大迫の世界。確実に相手の攻撃ほ終わらせてくれる頼もしさは、ACLでの3試合連続完封でも証明された。
それにしても、どうして彼はキャッチできるのか。もちろん、技術の高さは言うまでもないが、それだけではあるまい。彼の強さについて、澤村公康GKコーチに聞いてみた。
……今の大迫敬介選手は、ほとんどがハイボールをキャッチできていますね。
澤村●ほぼ、キャッチですね。アウェイの大邱戦では10〜11回は放り込まれて、パンチングは1回だけ。あとは全てホールドしています。先日のACL広州恒大戦でも、いいプレーをしてくれました。
……後半、ちょっとシューター(ガオリン)が見えにくい状況で撃たれたボレーシュートもしっかりとキャッチできました。弾いてこぼしたら失点という場面でした。
澤村●シュートに関しては感覚もあるんですけど、エアバトルについては「ボールを奪いにいこう」という意志ですね。「守る」ではなく奪ってしまえばマイボールになる。彼のストロングポイントは、奪った後のロングスローとキックのフィードです。それを発揮するためにも、デフレクション(弾いて方向をそらす)のスキルよりもキャッチしてマイボールにしていこうという意識づけはやってきました。それはキャンプからずっと。
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