【SIGMACLUBNEWS】C大阪戦は引分。復興支援のイベントも
■【TODAY’S CONTENTS】
■C大阪戦、1-1の引分
■復興支援のために、多くのレジェンドたちが広島へ。
C大阪戦での監督・選手コメント・試合レビューはTSSサンフレッチェ広島公式モバイルサイトにアップしています。
◾️C大阪と1-1の引き分け。試合レビューを一部引用します。
城福監督はハーフタイム、吉野恭平に代えて稲垣祥を投入し、同時に川辺駿と柴崎晃誠の位置を変えた。この修正がピシャリとはまる。本来の位置になったことで、川辺の配球は生気を増し、柴崎のコーディネイト能力に怖さを与えた。そして、何といっても、稲垣である。この試合のMVPと言っていい。
象徴的なシーンを書いておきたい。64分のプレーだ。
前に入っていた川辺のパスが柏につながらず、カウンターを食らう。4対3と人数はそろってはいるが相手は一騎当千。剥がされればゴールまで行ってしまう。この時、稲垣はドリブルでボールを運ぶ清武をロックオン。身体を寄せに行った。
普通のボランチであれば、寄せて相手を外に押しだすことに専念するだろう。相手はドイツでも活躍したテクニシャンだ。飛び込んでかわされたら、それこそ失点に直結する。だが、稲垣は違う。ここで、ボールを奪いに行ったのだ。
球ぎわの勝負を挑む。清武にも意地がある。バトル、そしてバトル。バランスを崩しながら、男と男の一騎打ち。肉体、きしみ合う。お互いに倒れ込んだ。西村主審、苗は吹かない。ナイスジャッジ!ボールは広島。稲垣の勝利だ。
「相手も僕らのシステムのミスマッチをついてこようとしていたし、前半からポゼッションも狙っていた。そうなるのはわかっていた。だからどこかで2つ頑張ったり、1.5人分頑張ることを各々がやっていかないと、うまくはまらない。どれだけパワー出せるか、そこは意識した」
稲垣は、紛れもなく攻撃的なボランチである。
世の中には、何を以て「攻撃的」であり「守備的」であるか、明確に定義付けできていないまま、評論するむきもあるが、ここでいう「攻撃的」とはボールを奪いに行くところからスタートするプレーのことだ。攻撃とはアクションであり、守備はリアクション。攻撃は能動的であり、守備は受動的。同じポゼッションでも「相手がこうくれば、こうやっていなしていこう」と考えるのは守備的で、「こうやってボールを動かせば、相手をこう動かせて、ここに穴ができる」と考えるのが攻撃的なのである。
その考え方にもとづけば、稲垣は間違いなく攻撃的なプレーヤーだ。ボールを奪いに行くことを考えて、後ろを向く選手はいない。必ず、前向きになる。前を向いて、相手にアタックを仕掛けて、ボールを奪いきって、攻撃に切り替える。その能力にかけては、紛れもなくJ屈指だ。そして何よりも、こういうスタイルのプレーは周囲に勇気を与える。受け身の姿勢を主体的に変える。
■復興支援のためにレジェンドたちが駆け付けてくれた。
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