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【THIS IS FOOTBALL】プロフェッショナルな意識

SPL∞ASHで活躍中の泉舞衣子さんは少女の頃から大のサンフレッチェサポーター。スマホには、幼い頃からのサンフレッチェ関連写真がギッシリ。

 

10代の女の子といえば、普通は甘え盛り。AKB48の歌にもあるように、何をやっても許されるような年頃でもある。

しかし、女子高生でありながらも、プロフェッショナルな意識・努力を必要とする人は、たくさんいる。そのような人たちの一例が、いわゆるアイドルと呼ばれる人たちだ。サンフレッチェの身近にも、そういうレベルで頑張っている人たちがいる。言うまでもなく「サンフレッチェレディース」としてサポーターに笑顔を振りまいてくれるSPL∞ASHのメンバーだ。

彼女たちは、2017年の愛踊祭(テレビ朝日の音楽情報番組「musicるTV」と連動しているアイドルコンテスト)で優勝した実力の持ち主。筆者は以前、彼女たちの歌を間近で聞いたことがあるが、口パクではなく生歌で勝負しているだけあって、見事な歌唱を表現してくれた。キレのある踊りと伸びやかな歌を両立されているSPL∞ASHのパフォーマンスは、一見に値する。

彼女たちはアクターズスクール広島でいつもレッスンを重ねている。Perfumeやまなみのりさを輩出し、AKB48や乃木坂46、STU48やモーニング娘。などのメジャーアイドルユニットにも人材を送り込んでいるだけでなく、今や世界的な人気を博すBABYMETALの中元すず香さんも、アクターズスクール広島の出身。「サンチェたいそう」の振り付けを担当し、ケツメイシのバックダンサーとしても活躍中の一瀬華子さんはアクターズスクール広島でレッスンを担当している。

SPL∞ASHのレッスンがどういうものか、取材をしたわけではないので、明確なことは言えない。しかし、錚々たるメンバーを背景にもつアクターズスクール広島のレッスンが生やさしいものでないことくらいは、想像できる。彼女たちのパフォーマンスにしても、最初の頃はやはり、特に歌が心許なかった。しかし、人間は成長する。特に10代は、伸び代しかない世代。努力がそのまま、自分の価値を高めてくれる世代である。今や、彼女たちの歌は、人の心を沸き立たせてくれる。カバーしている「ときめいてハットトリック」は今や、彼女たちの歌だ。素晴らしい努力だ。

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