再現性の低いサッカーに未来はないのか?風間グランパスとポステコ・マリノスで分かれた明暗(J論)

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【紫熊の戦士】大迫敬介/守護神として。

Jリーグの宝物といっていい中村憲剛選手が、広島戦で前十字靱帯を損傷してしまいました。本当にショッキングな出来事であり、心からお見舞いを申し上げます。中村選手のご回復をお祈りいたします。

 

 

ボールを握ることも、チャンスをつくることも、今の広島であればどういうチームに対してもできる。最初からそういうチームだったわけではない。6月、札幌戦での「何もできなかった」敗戦から、城福浩監督の考え方が大きく変化した、というよりも「解放」されたことがチームのスタイルを大きく変貌させたと言っていい。このあたりは、また機会を改めて書きたいと思う。

ただ、チャンスはつくれているが得点がとれないし、試合の入り方がどうしても良くないという悪癖が修正できない。川崎F戦にしても、気持ちが前に入り過ぎて相手が狙っていた裏へのスペースへの配球を許し、2度にわたって決定的なピンチを招いた。その流れから、先制失点を許してしまう。

きっかけは森島司のサイドチェンジが相手左サイドバックである登里にカットされたことから。GKの縦パスを自陣深くで受けた大島僚太が1タッチで前を向いて青山敏弘を置いていったシーンなどは、さすがだった。ここから中村憲剛、小林悠、阿部浩之と繋ぐ。だが、広島は攻撃を遅らせることに成功しており、それほど危険にはならないと思っていた。

だが、久しぶりの出場となったエミル・サロモンソンの位置が中途半端だったこともあり、登里に縦パスを通されてしまったところから難しくなる。野上結貴が触りはしたものの、こぼれを阿部に受けられてしまった。マイナスのボール。ここは佐々木翔がクリアするも、中村憲剛に拾われる。だが、ここは名手・中村をしても、PA内に決定的なボールを供給するのは難しい。やりなおしという意味でも、ボランチ・田中碧にボールを預けた。

問題はこのシーンである。

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