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【2019決算マッチレビュー】来たぞっ、大迫/対チェンライ・ユナイテッド戦(ACLプレーオフ)

2019年シーズンでもっとも重要だった試合は何か。

もちろん、重要かどうかと問われれば、全ての試合が大切だ。ただ、シーズンを振り返って考えた時、その1つ1つの試合の意味合いがさらに浮き彫りになってくる。オフシーズンらしい企画ということで、今回は2019年シーズンを彩ったゲームのレビューを書いていきたい。次に成功するために、過去を振り返ることは重要である。

最初の試合となったのはACLプレーオフである。2019年の成果が若者たちの台頭ということであれば、なおさらこの戦いは重要だ。

相手との実力差を考えれば、0-0でPK戦に持ち込まれたことは決して喜ばしいことではない。しかし、とにもかくにも、この試合で勝利し本大会に出場できたことによって、若者たちがアジアの舞台で成長することができた。勝利しかいらない試合で、どんな形でも勝利することが、どれほど大切か。その現実を証明したのが、2月19日にエディオンスタジアム広島で行われたACLプレーオフ対チェンライ・ユナイテッド(タイ)戦だった。

この試合の先発メンバーを紹介しておこう。

GK 38 大迫 敬介
DF 23 荒木 隼人
DF 5 吉野 恭平
DF 19 佐々木 翔
MF 3 エミル・サロモンソン
MF 40 川辺 駿
MF 17 松本 泰志
MF 18 柏 好文
MF 7 野津田 岳人
FW 30 柴崎 晃誠
FW 22 皆川 佑介

本来であれば、ドウグラス・ヴィエイラが先発する予定だった。だが彼は、試合前日に足の違和感を訴えて離脱。パトリックのコンディションもあがっておらず、ベンチスタートとなった。結果として「ストライカー」の不在がこの試合を苦戦した要因だったといっていい。

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