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【SANFRECCENEWS】緊張と緩和/J1リーグ、5月9日に再開

どちらかというと、チームに安堵感を与えた「5月9日決定」の余波だった。

もちろん、試合を早くやりたいのは言うまでもない。しかし、東京で連日40人超えの感染者が出ている事情を鑑みれば、4月3日という日程での再開は難しいのは当然の結論。感染源は海外渡航帰りや院内感染者が多いということだが、感染経路がわかっていない人がいることも事実。その状況下で、Jリーグのような大規模イベントを行うことのメリットよりもデメリットが大きいという判断だったのだろう。

Jリーグ側の判断を整理すれば、体温測定のために必要なサーモメーターが調達できるのが、最短で4月18日。そこから使用のための習熟を図るためにも日数がある程度必要だということで、当初有力だとされていた22日のルヴァンカップから再開というプランは現実的ではなくなった。さらにゴールデンウイーク期間は通常、多くの人出が予測されることもあり、J1はあえてこの期間を外そうという判断になったという。もちろん、専門家会議から「できるだけ4月後半以降に再開してほしい」という要請があったことも大きな要因ではある。

大きかったのは、5月9日の「再々々延期」は、よほどのこと(たとえば緊急事態宣言など)がないかぎりはないということ。それはJリーグの原博実副理事長もJリーグTVの中ではっきりと言っている。ここはJリーグの各クラブからも強く意見が出されたこと。

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