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【THIS IS FOOTBALL】スポーツの力

Jリーグの再開が決まった。

今回のシーズン休止、Jクラブの活動休止については、思うところはたくさんある。しかし、まずはその気持ちを鎮め、再開が決まったことを喜びたい。この決定に向けて尽力された全ての関係者にお礼と慰労を申しあげたい。本当にありがとうございました。

5月30日、サンフレッチェ広島の仙田信吾社長は練習場を訪れ、選手たちに今回の決定を報告し、ここまでの努力に敬意を表した。その後、メディアの取材に応じ、「これでJリーグが始められると思うと、嬉しさで一杯になりましたね。選手の努力もよく知っています。感染防止にどれだけ努めてくれたかも把握しているので、なおさら感激でした」と語った。もちろん、これからまだまだ、選手やスタッフの健康を守るという意味でもサポーターの方々を迎え入れる準備・運営面での努力も必要。大変なのはむしろ、これからだ。しかし、日程すら決まらず、何度も延期を余儀なくされ、出口が全く見えない状況を思えば、どれほどの勇気を今回の決定が与えてくれたことだろう。たしかに、課題は山積しているし不安もある。しかし、それでもサッカーを取り戻せると思うと、気持ちが沸くたつことも確かだ。

考えてみれば、スポーツの力とはなんと偉大なのだろうか。

たとえば1945年、第二次世界大戦での敗戦を受け、日本は荒廃した。明日食べる食事に事欠き、治安は悪化し、それまでの歴史も否定され、独立も誇りも奪われた。戦争が終わって一気に平和が訪れたわけではない。その現実は「仁義なき闘い」という映画を見てもわかる。国民も、日本国全体としても貧しく、未来への希望も見えない。タイムマシンに乗って当時の日本に降り立ち、人々に「日本は将来、世界に冠たる経済大国になるんだ」と言っても、誰も信じてはくれないだろう。僕が少年時代を過ごした1960年代後半から70年代にかけてですら、今の人々とは比較にならないほどに貧しかった記憶しかない。高度成長期を経た当時ですら、今のように道が全て舗装されていたわけではなく、自家用車を持っている人はわずかで、僕の家にカラーテレビが来たのは小学校3年生の頃だった。

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