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【編集者の日常】鹿島戦前日、城福浩監督との再会

徹夜は身体によくないことくらい、10代の頃からわかっている。

だけどフリーの編集者の性なのか、1日の労働時間を8時間ではなく24時間で計算してしまう癖がついている。

もちろん、いいことではない。

しかし、人生を時間で切り売りするのではなく、仕事で創り上げることを選んだからには、愚痴は言ってはならない。

とにかく徹夜で原稿を仕上げ、広島空港へ。7時35分発の東京行きに乗るためだ。

茨城県内での前日トレーニングに間に合うためなら、もっと遅い便でいい。しかし、ホテルとセットになったツアーで経費削減を図っている身としては、飛行機の追加料金もなしにしたい。となると、この朝一便しかないという判断になる。

飛行機はほぼ満席。日常に戻りつつある。あと一歩だ。

羽田からモノレールで浜松町、そして山手線に乗り換えて東京駅に到着。そこから鹿島神宮駅行きのバスに乗って約2時間。

ほとんど寝ていた。気づけば、潮来インターをおりていた。

いよいよ、鹿島へ。

昨年までは広島→成田のLCCを利用していたが、今年は毎日運行ではなくなった。僕らのような仕事では使えない。今回はじゃらんを通してツアーを予約し、成田ではなく本当に久しぶりの鹿島泊。「たびのホテル鹿島」という最近できたホテルに宿泊することができた。

チェックインして荷物をほどき、さあトレーニング取材へ。

レンタカーを借り。練習場まで20分。

ちょっと緊張感が走った。

本当に、その人がいるのだろうか。

クラブに聞いても「いつ、城福浩監督が合流するかはわからない」と聞いていた。ただ、肌感覚だったが、この日から合流の可能性が高いとも思っていた。

事情がどうなのか、そこはわからない。しかし、クラブの対応からも、選手たちの様子を見ても、簡単な状況はないとはわかっていた。

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