Jリーグジャッジリプレイに感謝/広島2-2札幌
不思議だったシーンの解説が聞けて、実にありがたい。
札幌戦の41分、福森晃斗にFKを決められたシーンである。
もちろん、福森のFKは見事としかいいようがない。
だが、問題はその過程だ。
福森のCKを広島がクリア、クロスを入れられてクリア。そのセカンドボールを札幌がキープし、高嶺朋樹がシュート。そのブロックも拾われて仕掛けられた。
青山敏弘がボールにタックルに行く。高嶺が足を伸ばす。
先にボールに触ったのは高嶺。青山の足が遅れて絡んだようにも見えた。
ボールはPA内にいた金子拓郎にわたり、東俊希と対峙。少しボールを動かしてシュートを打つ。
ゴールキックだとほとんの人が判断した。実際、札幌の選手たちもシュートが外れたシーンを見て、自陣に戻りかけた。
だが、ここで笛が鳴った。
シュートの約3秒前、青山のプレーがファウルと判定されたのだ。
ファウルかファウルでないのか、そこは審判の判断である。
ただ、その判断を下すタイミングが問題だ。
「ファウル」とされたプレーが起きたその瞬間、主審はアドバンテージをとるというアクションはしていない。つまり、プレーが起きたその時は「ファウル」と明確に判定していたわけではなかった。だったらなおさら、シュートを打った後にロールバック(プレーを巻き戻す)ことは理不尽だし、不思議な判定だと感じた。
ただ、本日配信されたDAZNの「Jリーグジャッジリプレイ」では、主審がアドバンテージをとっているという前提で話を進められている。
事実としてアドバンテージをとっていたのかどうか、両手を前に出して「プレーオン」と叫んだような様子は少なくとも映像からは見えない。とはいえ、今回は「学び」としてとても貴重なので、アドバンテージをとっていたという前提で話を進めたい。
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