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17ヶ月ぶりの逆転勝ちを引き寄せた攻撃的守備/広島3-1大分

少なくない驚きは、ジュニオール・サントスだった。

87分、まず鮎川峻がGKにプレスをかける。大分、右へ展開。その時だ。

いつもならば、前から守備にいくにしてもジョギングで、フワッとした感じだったサントスが、猛然とリベロを務めていた羽田健人にプレッシャーをかけにいったのだ。しかも一度だけではない。ボールを動かされた後も再び、彼は追いかけた。

これだ。この姿を待っていたんだ。

ジュニオール・サントスが守備のスイッチを入れる。あるいは他の選手が入れた後に、彼がスプリントを仕掛けてプレッシャーに行く。

これがアベレージでできるようになれば、間違いなく、広島は得点力を増幅できる。実際、90+3分に生まれた鮎川峻の記念すべきJ1初得点は、彼の守備のスイッチから生まれた。今回はサントス自身のゴールはなかったが、続けていればいずれ彼にご褒美は舞い込む。

87分のシーンに戻ろう。

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