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悔しさにまみれて/広島1-2福岡

悔しい。

もちろん、負けたこともそうだ。

福岡をずっと押しこみ続け、追い込み続けたのに、ファーストピンチで失点、しかもオウンゴール。同点に追いついたのに、何でもないシーンから失点。

1点目が東俊希の判断ミスなら、2点目は佐々木翔のボールに反応することができなかったジュニオール・サントスのプレーから。オフサイドと自分で判断してプレーしなかったのだろうが、そこからボールを運ばれて右サイドに入れられてのクロスが、失点に繋がっている。前寛之のシュートは確かに素晴らしかったが、この時のチーム全体のポジションどりも含め、大きな課題が残った。ただ、勝てない時は、こういうシーンが起きるものである。

だが、本当の悔しさは、この敗戦の悔しさ、腹立たしさに紛れてしまい、広島の得点シーンの素晴らしさがかき消されてしまったことだ。

(残り 1842文字/全文: 2195文字)

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