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青山敏弘選手と近賀ゆかり選手の対談@SIGMACLUB 9月号

ZOOMでの取材は、基本的にはそれほど好きではない。ただ、便利になったなと実感することはある。それは特に「対談」企画の時だ。

対談は2人(座談会という形になるとそれ以上)のスケジュールを合わせないといけない。プロ選手の日程を合わせることはなかなか困難ではあるが、それよりも重要なのは場所の調整だ。サンフレッチェ広島に2人とも在籍しているのであれば問題はないが、そうでない場合は困る。どこでやるか、その折り合いをどうつけるかは、なかなか難しい作業だ。お互いに都合があるし、譲れないものもある。

レジーナの設立が決まった時、なんとかして女子選手と男子選手の対談を実現させたいと思っていた。2011年の女子ワールドカップ優勝以来、なでしこジャパンの認知度はあがったが、不思議と男子選手と女子選手との交流を掲載した記事があまりない。あったのかもしれないが、自分自身はほとんど見ていない。だからこそ、せっかく同じクラブで男子・女子のチームができたのであれば、ぜひお互いのことを読者によく知ってほしいし、また選手たちもコミュニケーションをとるきっかけにしてほしかった。

今月発売のSIGMACLUB 8月号で、林卓人と福元美穂の対談が実現した。男女チームは練習場所も時間も違うし、当初は調整が難しいかもと思っていたが、その問題をクリアしたのがZOOMでの取材。PCだけでなくスマホでも簡単に使えるこのアプリのおかげで、選手たちは自宅など思い思いの場所にいながら、対談に参加できるようになったのだ。これは本当に大きい。

そして昨日、トレーニング後の青山敏弘選手と、三良坂ピオーネの収穫イベントに参加した近賀ゆかり選手との対談がやはりZOOMで実現した。お互いにリスペクトの想いを持つ2人の会話は想定以上に盛り上がり、想定していた時間ではおさまりきれないほど。「もっと話したかった」と異口同音に2人が言うほどの対談になったことは、本当にありがたい。

2人のレジェンドたちの対談は、来月発売のSIGMACLIUBに掲載予定。ぜひ、お楽しみに。

 

(了)

 

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