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【短期集中連載】王者・川崎Fといかに闘うか〜第2章/アウェイ決戦、川崎Fの先制ゴールを振り返ってみた

4月18日、等々力競技場は快晴だった。

広島はこの日、苦しい布陣で臨まざるをえなかった。佐々木翔が代表合宿で負った負傷が癒えずにベンチ外。川辺駿も前節の名古屋戦で負傷し、既に広島に戻っていた。さらにドウグラス・ヴィエイラも負傷欠場。当時、無敗記録推進中の名古屋とのアウェイ決戦で0-1と敗戦。そのまま広島に戻らず、静岡で調節を続けて中3日での川崎F戦は、ベストメンバーを組むこともできなかった。

中3日は川崎Fも同じ条件だが、彼らはホームでの連戦。2020年11月3日の札幌戦で敗れて以来、等々力では10連勝を続けていた。勝利に対する絶対的な自信をもって、王者は広島の前に立ちはだかった。連戦だったが、前節の福岡戦ではジェジエウ、三笘薫、家長昭博、レアンドロ・ダミアンを先発から落としての戦いで勝利。ある程度の休養をとった3トップが一気に広島の守備を破壊しにかかろうと圧力をかけてくるのは、目に見えていた。

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