ミヒャエル・スキッベ新監督の実績
サンフレッチェ広島の新監督に、ミヒャエル・スキッベ氏の就任が決まった。サンフレッチェ広島の歴史の中でもドイツ人がチームの一員になるのは初めてだ。
経歴は輝かしい。かつて内田篤人氏が在籍したシャルケ04(ドイツ・ブンデスリーガ)でプロキャリアをスタートし、ドイツのU-18代表に選出されて18試合8得点と結果を残すものの、膝の重傷によって引退。22歳から指導者の道に入り、ボルシア・ドルトムントのユースチームの指導を行ったのが1994年から。
1998年にはボルシア・ドルトムントのトップチーム監督に就任。当時のブンデスリーガ最年少監督となった。この年、前年度10位だったチームを4位に引き上げた。翌年、チャンピオンズリーグでは予選敗退し、またリーグ戦でも勝てなくなったことで解任されてしまったがドイツ国内での評価は高く、2000年7月からルディ・フェラー監督のもとでドイツ代表コーチに就任。主として戦術面を担当し、2002年ワールドカップでは決して前評判では高くなかったドイツ代表を準優勝に導いた。
この年、スキッベドイツ代表コーチ(当時)を取材したジャーナリスト・湯浅健二氏のレポートから、彼の言葉を引用したい。
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