川村拓夢が帰ってくる。
高校2年の秋(2016年)、川村拓夢は広島ユースからただ一人、トップチームの若手が集まったオーストラリア秋季キャンプに参加した。この事実こそ、彼がどれほど期待を集めていたかの証明だ。実際、このキャンプでのトレーニングを指揮した横内昭展コーチ(現日本代表コーチ)は、川村のことに話題が及ぶと「いいでしょう、タクムは」と笑顔がはじけた。
広い視野、優美なパスなどから感じられるスケールの大きさは、確かに見ている側を魅了する。ただ、それを持っている選手は過去、何人も見てきた。
筆者が魅力を感じたのは、負けん気の強さだ。
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