【SANFRECCE NEWS】屋久島で見えた「持っている」大迫敬介。
鹿児島にはたくさんのパワースポットがあるが、その中でも最強といっていいのが、屋久島である。
1993年、日本初の世界遺産に姫路城・法隆寺・白神山地と共に指定され、映画「もののけ姫」の舞台モデルとなった深い自然は独特の空気感を醸しだしている。1954年にはスギ原生林が特別天然記念物に指定。樹齢2000年から7200年の歴史を誇る縄文杉。世界有数のアカウミガメの産卵地でありラムサール条約登録湿地となっている永田浜など、世界的に見ても特異な自然の宝庫。ほぼ全島が山であり、最高峰の宮之浦岳(1936m)は日本百名山として知られている。
その歴史も古く、7世紀に書かれた中国の歴史書「隋書」に記載されている。奈良時代、鑑真和上が来日した場所が屋久島であることも、この島の神秘性を深めていると言えよう。
薩摩隼人である大迫敬介としては、一度は屋久島に行かねばならない……と思ったかどうかは、不明だ。単純に聞き忘れてしまっただけで深い意味はない。ただ、桜島は彼にとってきっと身近だったはずだ。鹿児島市内ではないが、桜島の噴火は彼らにとっても日常。しかし、同じ鹿児島県であっても屋久島は遠い。高速艇で約3時間。広島と松山を結ぶ高速船(スーパージェット)は約1時間17分で両市を結んでいる。この事実からも、いかに屋久島が遠いか。
でも、だからこそ、薩摩隼人は屋久島を目指すべきじゃないか。「泣こかい跳ぼかい、泣こよかひっ跳べ」という彼らの精神からすれば、屋久島という世界的なスポットに行かないという選択肢があるだろうか。
そして今回のオフ、大迫は屋久島へと向かった。屋久島出身のJリーガー・高橋大悟(清水)の案内を受けつつ、彼は世界に冠たる自然遺産に、足を踏み入れた。
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