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【熊本キャンプ】広島4-1熊本/失敗よりもトライ。その意識が生む躍動感

 

4得点中3点が前線からの圧力から生まれた。

1点目は2本目6分、永井龍を起点としてプレッシャーをかけ続け、苦しくなった熊本のバックパスを永井が奪ったところからのスタート。ストライカーがDFを引きつけてのパスに呼応した満田誠のシュートはGKに弾かれたが、こういうところに詰めている柏好文のナイスなポジションどりが功を奏して先制。

2点目の仙波大志のゴールこそ、山崎大地のロングボールに対しての満田の飛び出しが起点となったが、3点目は鮎川峻を頂点とするプレッシャーから浅野雄也がボールを奪い、スルーパス。反応した仙波のクロスに飛び込んだ鮎川が倒されてのPK奪取。4点目も前線のプレッシャーからしっかりと相手のパスを予測した川村拓夢が高い位置でボールを奪い、浅野のクロスを難しい体勢から鮎川が素晴らしいトラップを見せて前に置き、落ち着いて決めた。

まだ、スキッベ監督は細かい戦術的な指示は出していない。もちろん、出せる状況でもない。だが、それでもチームは大きく変わっている。もちろん、迫井深也ヘッドコーチや有馬賢二コーチらの指導あってのことではあるが、彼らとて選手に対して微に入り細に入りといったような指示は出していない。

指導は実にシンプルだ。

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