【広島1-1神戸】強気と覚悟の男・満田誠の台頭
ヒーローが現れつつある。
65分、満田誠が柏好文に替わって入ってきた時、スタジアムはザワッとした。
「来た」「来たぞ」「満田が来た」
入ったのは左ウイングバック。いや、今季の広島は「ウイングバック」ではなく「サイドハーフ」という意識でやってほしいと言われていて、幅をとりつつも中に入ったりゴール前に飛び出したりというプレーを求められている。前半、藤井智也のプレーに迷いが見えたのは、ポジション的な解釈に苦しんでいるのかもしれない。
67分、森島司がドリブルでボールを運ぶ。止められた。だが、ここで特長を出したのが満田だ。素早い切り替えを見せ、ボールを持ったサンペールにプレッシング。しかも、ただ寄せるだけではない。激しく身体を寄せ、ボールを奪うために足を出す。
これだ。これが他の選手との違いだ。筆者がキャンプの時から彼に注目していたのは、この激しさだ。
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