【広島1-0湘南】ヴァイオレット・キャノン!!満田誠の爆発と、トレーニングで磨いた論理的な攻撃。
歓喜は、突然やってくる。前触れはなかった。ただ、トレーニングという名のプロローグは、確かに存在したのだが。
ペースは、湘南に移りつつあった。後半の立ち上がりからプレスの強度をさらにあげ、湘南は前に出てくる。その迫力に、広島はズルズルとラインを下げてしまった。特に藤井智也の裏を何度かつかれ、大橋祐紀のシュートやクロスで何度かゴール前に迫られた。前半は森島司のボールロストからのピンチなどくらいしかなかった被決定機ではあったが、後半の立ち上がりはその一歩手前のところまで、こられていた。
57分あたりで、ミヒャエル・スキッベ監督は東俊希をベンチに呼び、投入の準備を整えようとしていた。満田誠との交代か、と思った。だが指揮官は「満田の交代は考えていなかった。彼は試合に出れば、よくシュートを打っている選手だからね」と言う。その言葉から、もしかしたら浅野雄也か森島司をベンチに下げて満田をシャドーにいれ、東を左サイドに据える采配だったのか。あるいは最前線か。いずれにしても満田のシュート能力には大きな信頼を寄せていたことになる。
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