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【広島 2-1 横浜FM】ルヴァンカップ速報レポート/大迫敬介、またしてもチームを救う

完全に崩された。

横浜FMの形である前からのプレッシング。松本泰志が二人に囲まれ、パスを藤田譲瑠チマに引っ掛けられた。

そのまま藤田がボールを持ち上がる。マルコス・ジュニオールやレオ・セアラを経由して前に。危ない。荒木隼人もレオ・セアラが潰れたことで引きつけられ、置いていかれてしまった。佐々木翔がカバーするしかない。だが藤田は、しっかりと佐々木を引きつけ、横パス。水沼宏太、フリー。

まだ開始4分だ。ここで失点してしまったら、一気に逆転まで持っていかれる。そんな恐怖が背中を震わせた。

横浜FMのキャプテン、日本代表の水沼宏太、落ち着いてシュート。だが。

そうだ。我々には大迫敬介がいた。若き守護神、広島ユース史上最高のGKが、そこにいた。

彼が表現したのは、まさに広島のGKたちがずっと培ってきたプレー。前川和也から始まり、下田崇、林卓人、西川周作と受け継いできた、地に足をつけて相手に立ちはだかるセービングだ。まず、いいポジションをとる。そして両足をつけ、どの方向にボールが来てもいい体勢をとる。そして、駆け引きを制する。水沼のシュートコースをしっかりと読み、右足を残してはじき出した。

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