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シンガポール、アジア王者カタールに敗戦も手応え 主将ハリス・ハルンは代表キャップ100試合達成 

シンガポール代表は14日(シンガポール時間15日)、カタール代表と親善試合をドーハで行い、0-2で敗れた。

シンガポールはFIFAランキングで100位以上の差があるカタールに対して粘りの守備を見せたが、30分にガーナ出身のモハンマド・ムンタリに先制点を奪われると、43分にはオウンゴールで2点目を献上。しかし、後半はそれ以上の追加点を許さず、アジアカップ王者に対して一定の手応えを得た。また、DFイクラム・リフキ(ホームU)が代表デビューを飾ったほか、FWハズワン・ハリム(バレスティア)が初先発を果たすなど、新戦力のテストも行った。

試合後シンガポール代表の吉田達磨監督は、「多くの点でポジティブな結果だったと感じている。ビルドアップは以前よりも良くなってきており、選手たちはチームのコンセプトを理解してきている。日に日に、そして試合ごとに成長している。3カ月前であればカタールとは試合にならなったかもしれない。いまでもカタールはわれわれよりも格上だが、それほど大きな差はなくなっている」と語った。

また、この試合でMFハリス・ハルンが国際Aマッチ出場100試合を達成した。ハリス・ハルンは2007年にシンガポール史上最年少の16歳217日で代表デビューを飾ると、攻守にわたる安定したプレーで中心選手としての地位を確立して、2012年のスズキカップ優勝などにも大きく貢献。現在はキャプテンとしてチームを牽引している。代表キャップ100試合を達成したシンガポール人選手はハリス・ハルンが‘13人目。歴代最多出場はダニエル・ベネット(タンピネス)の142試合で、現役選手ではバイハキ・カイザン(トラット/タイ)の137試合。

シンガポール代表は、19日にワールドカップ・アジア2次予選でイエメン代表と対戦する。現在イエメンが内戦状態にあるため、同試合は第三国のバーレーンで開催される。キックオフはシンガポール時間の19日23時。

シンガポール代表出場メンバー

ハッサン・サニー
ナズルル・ナザリ
バイハキ・カイザン → 45分 アミルル・アドリ
サフワン・バハルーディン
イクラム・リフキ → 53分 ズルファーミ・アリフィン
ハリス・ハルン
シャーダン・スライマン
ヤシル・ハナピ
ハフィズ・ノル → 80分 ガブリエル・クァック
ハズワン・ハリム → 63分 サヒル・スハイミ
カイルル・ニザム → 71分 イクサン・ファンディ

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