「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-8[A] 横浜FC戦『この光明を本物に』(2016/04/18)

2016年4月17日(日)
J2第8節 横浜FC vs 東京ヴェルディ
17:03キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場
[入場者数]3,238人 [天候]晴、強風、気温23.2℃、湿度72%

横浜FC 1‐1 東京V
前半:1‐0
後半:0‐1
[得点]
1‐0 寺田紳一(22分)
1‐1 中後雅喜(62分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1  柴崎貴広
DF2  安西幸輝
DF23 田村直也
DF3   井林章
DF19 安在和樹
MF8   中後雅喜
MF30 高木純平
MF10 高木善朗
MF11 南秀仁(85分 アラン)
FW25 平本一樹
FW18 高木大輔(46分* 杉本)
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF5平智広。MF20井上潮音、28楠美圭史。FW7杉本竜士、9アラン・ピニェイロ、29北脇健慈)

監督 冨樫剛一

■意外性のあるプレーは見えたが

「自分たちがご飯を食べ、お風呂に入って寝る。朝起きて、試合を迎える。いまはそういった当たり前のことが、当たり前ではない非常事態に置かれている人々がいる。サポーターも強風のなか駆けつけてくれ、一生懸命サポートしてくれました。試合前、選手たちには、今日自分たちはたったの90分間しか戦わないんだと。さまざまな思いを持って戦っている人たちが多くいるなか、自分たちはたったの90分間しか戦わない。そこですべてを出し切ろう、心折れずにみんなで戦っていこうと話しました」

試合後の監督会見、冨樫監督はそう話を切り出した。14日夜、九州・熊本で最大震度7の地震が発生。強い揺れは連日続き、大分にも被害が広がっている。キックオフの前、震災の犠牲者に黙とうが捧げられた。

前半、東京ヴェルディは風上に立つ。入り方は悪くなかった。井林が警戒していたイバに、激しいタックルを浴びせる。短い時間で2回強く当たり、今日のおまえの相手はおれだぞと決然たる態度を示した。攻撃面は狙いのはっきりしたプレーが見えた。後方でパスを回しながら、ダイレクトで強い縦パスを入れる。そうして相手の注意を中央に集め、スペースのあるサイドに展開した。

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