「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-16[A] レノファ山口FC戦『3ヵ月遅れの開幕』(2016/06/05)

2016年6月4日(土)
J2第16節 レノファ山口FC vs 東京ヴェルディ
13:03キックオフ 維新百年記念公園陸上競技場
[入場者数]4,909人 [天候]曇のち雨、弱風、気温24.5℃、湿度73%

山口 3‐1 東京V
前半:2‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 岸田和人(32分)
2‐0 岸田和人(39分)
2‐1 高木大輔(47分)
3‐1 庄司悦大(90+3分)

●東京Vスターティングメンバー
GK31 鈴木椋大
DF30 高木純平
DF23 田村直也
DF3   井林章
DF6   安在和樹
MF20 井上潮音(62分 ドウグラス)
MF8   中後雅喜
MF2   安西幸輝(46分* 永井)
MF10 高木善朗(81分 渡辺)
FW18 高木大輔
FW7   杉本竜士
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF15ウェズレイ。MF14澤井直人、28楠美圭史、33渡辺皓太、45永井秀樹。FW17ドウグラス・ヴィエイラ)

監督 冨樫剛一

■見応えのあった中盤の攻防

東京ヴェルディが前線からプレスをかける。パスコースを限定し、守備網に引っ掛けてやろうと試みる。対するレノファ山口FCも受けて立ち、ワンタッチ、スルーを駆使して、かいくぐろうとしてくる。そうこなくっちゃ面白くない。思ったとおり、これは中身の濃いゲームになりそうだと力が入った。

互いに相手のポゼッションを許さない中盤の攻防は、やったりやられたり。東京Vの策略がはまったときは、中後や井林がインターセプトに成功したが、逆に中盤にボールをつけたところを狙われ、シュートに持ち込まれる場面もあった。

先手を奪ったのは山口。32分、庄司悦大のロングパスを島屋八徳が頭でつなぎ、岸田和人が田村との1対1を制してゴールネットを揺らす。それまで張り詰めていたものがうそのような、あっさりした失点だった。

「自分が戻り切れていないところに、長いボールを蹴られてしまった。難なく防げたはずの失点で、もったいなかったですね。注意していたパスの出どころにもプレッシャーをかけられなかった」(井林)

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