「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐21[A] ギラヴァンツ北九州戦のポイント(2016/07/03)

J2第21節、東京ヴェルディ(19位=勝点20/4勝8分8敗 得失点-10)は、ギラヴァンツ北九州(21位=勝点17/4勝5分11敗 得失点-13)と本城陸上競技場で対戦する。世間の注目度はないに等しい、下位同士の一戦。だが、当事者にとっては、今後の方向性を定めるうえで非常に重要なゲームとなる。

■監督のキャリアの差

今週、冨樫剛一監督の囲み取材で、北九州の柱谷幸一監督の話になった。就任2年目の2014年は5位と躍進したが、4年目の今季は低迷している。北九州は来年3月、新スタジアムの開場を予定しており、こけら落としのゲームをJ3で迎えるなんてことになったら目も当てられない。

「ところが柱谷さん、全然慌ててないらしいよ。やたらと落ち着いているみたい」

どこから聞きつけたのか、冨樫監督はそんなことを言った。僕には、それがいいことなのか、悪いことなのかわからなかった。少なくとも落ち着いていればいいってもんじゃないだろう。それならどこかの寺の住職でも呼んで、ベンチに座らせておけばいい。

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