「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-24[A] 清水エスパルス戦『意地と決断と奮起』(2016/07/21)

2016年7月20日(水)
J2第24節 清水エスパルス vs 東京ヴェルディ
19:04キックオフ IAIスタジアム日本平
[入場者数]7,083人 [天候]晴、弱風、気温26.7℃、湿度76%

清水 0‐1 東京V
前半:0‐0
後半:0‐1
[得点]
0‐1 高木善朗(71分)

●東京Vスターティングメンバー
GK31 鈴木椋大
DF23 田村直也
DF4   イム・ユファン
DF3   井林章
MF2   安西幸輝(46分* 二川)
MF13 船山祐二
MF8   中後雅喜
MF6   安在和樹
MF14 澤井直人
MF10 高木善朗(90+3分 杉本)
FW18 高木大輔(66分 アラン)
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF5平智広、30高木純平。MF11南秀仁、32二川孝広、7杉本竜士。FW9アラン・ピニェイロ)

監督 冨樫剛一

画像の表示にズレ。中後、船山を下に。

画像の表示にズレ。中後、船山を下に。

■高木善朗の意地

二川孝広のパスは、高木善朗と三浦弦太の中間あたりに転がった。先にボールに触ったのは高木善。左足で勢いよく前へと押し出し、ドリブルで右に流れながらボックスに迫る。

「それまでは中でボールを受け、前を向くシーンが少なかった。あそこはファーストタッチで前に運び、スピードに乗れました」(高木善)

犬飼智也が進路を阻もうと立ちはだかり、高木善は左に舵を切る。

「ゴールに向かって行くなかで、シュートコースがちらっと見えた。ファーに強いシュートを打つか。ニアに速いシュートを打つか。パスは頭にない。自分で行くことしか考えてなかったです」

高木善のチョイスはニア。左足を振り抜き、グラウンダーのシュートが清水のゴールを破った。

静寂に包まれる日本平。71分、先制したのは東京Vだった。高木善は看板を乗り越え、歓喜に沸く一角、アウェー側のゴール裏へ。頭上から降る喝采に、力強いガッツポーズで応えた。

(残り 2215文字/全文: 3024文字)

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