【マッチレポート】J2-30[A] 徳島ヴォルティス戦『十一の孤軍奮闘』(2016/08/22)
2016年8月21日(日)
J2第30節 徳島ヴォルティス vs 東京ヴェルディ
18:04キックオフ 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
[入場者数]3,618人 [天候]晴、微風、気温32.1℃、湿度70%
徳島 3‐1 東京V
前半:3‐0
後半:0‐1
[得点]
1‐0 大崎淳矢(6分)
2‐0 石井秀典(9分)
3‐0 カルリーニョス(37分)
3‐1 ドウグラス・ヴィエイラ(71分)
●東京Vスターティングメンバー
GK31 鈴木椋大
DF2 安西幸輝(70分 アラン)
DF15 ウェズレイ
DF5 平智広
DF6 安在和樹
MF13 船山祐二
MF8 中後雅喜
MF14 澤井直人
MF10 高木善朗
FW29 北脇健慈(46分* ドウグラス)
FW7 杉本竜士(46分* 二川)
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。MF11南秀仁、23田村直也、32二川孝広。FW9アラン・ピニェイロ、17ドウグラス・ヴィエイラ、18高木大輔)
監督 冨樫剛一
■きれいに出鼻をくじかれる
あ然とした。徳島・ポカリスエットスタジアムの大型ビジョンに、スコアが0‐2と表示される。試合が始まって、まだ9分である。双方の布陣やコンディションを確認している時間に、ポンポンと2失点だ。
最初の失点は6分。徳島ヴォルティスの最終ラインからロングボールが出て、佐藤晃大が裏に抜け出す。ウェズレイが慌てて追いかけるが中央に折り返され、大崎淳矢がゴールを決めた。
2失点目はセットプレーだった。徳島のコーナーキック、エアポケットのように空いたスペースに石井秀典が走り込み、右足を合わせた。マークに付いていた中後雅喜は棒立ちである。
徳島戦の前半45分は、2016シーズンで観ているのが最もつらかった時間として記憶されることになるだろう。
北脇健慈がドリブルで強引に持ち込む。安在和樹が左足でクロスを入れる。平智広、ウェズレイがミスを挽回しようと空中戦を競る。鈴木椋大が折れてはならぬと最後部から懸命に声を枯らす。それぞれの孤軍奮闘があった。
(残り 2960文字/全文: 3782文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ