「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【コラム】東京クラシック特別コラム 東京V⇒町田(2016/10/01)

●『町田日和』の読者に寄せて
明日はいよいよ東京クラシック第二戦ですね。郡司聡さんに『新東京書簡』(FC東京の後藤勝さんとの連載コラム)で東京クラシックを振り返ってほしいと原稿依頼をしたところ、「平智広の近況をぜひ!」とのことでしたので、お返しに彼のコラムをお届けします。

古巣の町田戦に向け、静かに燃えている平智広。

古巣の町田戦に向け、静かに燃えている平智広。

■信頼を獲得するために

「前回の町田戦、僕はベンチでした。途中、タムさん(田村直也)だったかな。後ろの選手が足を痛めたんですよ。ウォームアップを進め、準備を整えていたんですが、結局自分に声はかからなかった。まだ、それほど信頼されていないんだと感じましたね」

平智広はそう振り返る。今季初出場は第7節のV・ファーレン長崎戦まで待たなければならなかった。そうして平は、サブ、途中出場、スタメン、ベンチ外と曲折を経ながら、シーズン後半へと入っていく。

「初めての移籍で、自分の特長を打ち出すよりも周りを意識しすぎました。ここでは、よりボールを大事に、しっかりパスをつながなければいけないんだ。求められるプレーをこなさなければと。守備にも遠慮があり、自ら率先してコントロールできなかった」

(残り 983文字/全文: 1544文字)

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